式子内親王
式子内親王ってご存じでしょうか。百人一首で割と有名ですからご存じの方も結構多いでしょう。雅灯庵は彼女が大好きです。NHKあたりがお金かけて(衣装代に経費がかかるでしょうね)ドラマにしてくれないかなーって思っているのですが。

式子の生きた時代は、平安時代の終わりです。平家が全盛を迎える直前に生まれて、鎌倉が大きな力を持つようになった頃に亡くなっています。まさに「平安末期」という時代を生きた姫君でした。天皇家が力を失い、平氏と源氏が激烈な権力闘争を繰り広げる、この時代に天皇の娘として生きた彼女の人生は決して幸せなものではなかったろうと思われます。しかし、薄幸ではありますが、精一杯自分の生を全うした人でした。自分の人生を放棄することなく、「天皇の娘」として毅然として生きていった人と思われます。とは言うものの、実在の人物で、彼女の人生は作り物のドラマではないですから、そんなに格好良くもいきません。全くの世間知らずで結構散々な目にあっています。いろいろな意味で平安時代を代表する姫君の一人といって良いでしょう。

以下、式子の残した和歌を中心に(一首だけ、兄の守覚法親王の歌があります)彼女の人生を辿ってみます。画像上にマウスを持ってくると歌の意味を表示するようにしてみました。では、しばしの間おつきあい下さい。


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